オンラインカジノ(オンカジ)はやめておけと言われる理由

「オンラインカジノ(オンカジ)はやめておけと言われる理由」のアイキャッチ画像

「オンラインカジノをはじめよう」と知人や家族に行った際に「それは危険だ」「やめておけ」と言われたことはありませんか?オンラインカジノをやってもなかなか勝てない、それは単にギャンブルをしているからだと言われたらそれまでかもしれません。しかし、オンラインカジノを避けた方がいい理由にはいくつかあります。

ここではオンラインカジノをやめた方がいい理由について考えてみたいと思います。

オンラインカジノをやめた方がいい理由

オンラインカジノをやめたほうがいい理由には以下のようなものがあります。

注意事項

・オンラインカジノは違法であるという噂
・オンラインカジノのやめ時がわからない
・オンラインカジノには詐欺業者が多い

それぞれ見ていきましょう。

オンラインカジノは違法であるという噂

これまでオンラインカジノはグレーゾーンに位置していましたが、2022年11月に警視庁および消費者庁が作成したポスターにて「日本国内ではオンラインカジノに接続して賭博を行うことは犯罪です」と明確に記載されるようになりました。2023年には多くの場所でこのポスターを見かけるようになり、明確に「オンラインカジノは違法」であることを警察が告知するようになったことから、オンラインカジノを行うことは犯罪であるという認識が多くの人に根付くようになっています。

このポスターには、賭博罪の場合には「50万円以下の罰金または科料」に、常習賭博罪の場合には「3年以下の懲役」と記載されています。

明治40年に制定された刑法の中には以下のように記載されている箇所があります。

第二十三章 賭と博及び富くじに関する罪
(賭と博)
第百八十五条 賭と博をした者は、五十万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭かけたにとどまるときは、この限りでない。
(常習賭博及び賭博場開張等図利)
第百八十六条 常習として賭博をした者は、三年以下の懲役に処する。
2 賭博場を開張し、又は博徒を結合して利益を図った者は、三月以上五年以下の懲役に処する。

これにより賭博罪、常習賭博罪が適用されるようです。現代からするとかなり古い法律となりますが、実際に法律として適用される以上、オンラインカジノをやるのは危険と考えるのが正しいでしょう。そのようなことから「オンラインカジノはやめとけ」と言われるのもうなずける事実となっています。

たとえば、令和2年では16件121人、令和3年が16件127人、令和4年が10件59人検挙されたと報告されています。多くの場合はオンラインカジノの決済代行会社などの運営者が逮捕されているケースが多いのですが、オンラインカジノを利用した人物が賭博罪で検挙された例もあります。海外のオンラインカジノだから日本の法律が適用されないのでは?と思ってはいけません。日本から海外のオンラインカジノにアクセスしてプレイすること自体がだめなのです。

オンラインカジノのやめ時がわからない

オンラインカジノに関わらず、ギャンブルには依存性があります。競馬・競輪・パチンコなどのギャンブルは勝った時の快感が忘れられずまたゲームをしてしまうというものです。そのため、勝っている時・負けている時のやめ時が難しいと言われています。勝っている時には「まだ勝てるのではないか?」と勝負を続けてしまい、結果として原点に戻ってしまったり、場合によってはマイナスになってしまうこともあります。負けている際には「次には負けを取り戻せるのではないか?」とさらに深みにはまってしまうことがあります。

自分自身に制御ができない人はオンラインカジノに手を出してはいけません。余剰資金で遊ぶことをせずに、生活資金まで投入するようになってしまったら、確実に身を滅ぼします。

オンラインカジノには詐欺業者が多い

オンラインカジノには詐欺業者が多いというのも問題です。何をもって詐欺なのかというと、以下のような業者が当てはまります。

BAD

・とにかく勝てない
・出金ができない
・いきなり倒産する

オンラインカジノのすべてのゲームで勝つことはできませんが、全然勝てないのも考えものです。オンラインカジノの勝率は2倍配当のもので50%、3倍配当のもので約33%となります。利益を追い求めて連勝を続けられると思っても連勝すること自体も難しいゲームがあります。ちなみに勝つ確率、負ける確率は次のようなパーセンテージとなっています。
見てもわかるようにオンラインカジノで勝ち続けることは簡単なことではありません。

連勝 確率
1回 50.00%
2回 25.00%
3回 12.50%
4回 6.25%
5回 3.13%
6回 1.56%
7回 0.78%
8回 0.39%
9回 0.20%
10回 0.10%

それにオンラインカジノの特性として、デジタル操作が簡単にできてしまうことがあります。ビデオスロットやカードゲームであればいかさまはしやすいです。そこに第三者機関が入って調査が行われることもありますが、不正を見抜けるかどうかも不明確です。オンラインカジノ業者の策略にはまってしまうと確実にカモにされますので、不自然な動きが確認できたらそのオンラインカジノは使用しないようにするのが得策です。

また、出金拒否もよくあることです。出金拒否をされるということは、勝った資金を引き出せないということになります。一時的であっても頻繁に続くような業者であればいつ逃げられるかわかりません。過去には出金拒否をし続けた結果ある日突然消えてしまったところもあります。実績の少ないオンラインカジノやボーナスを頻繁に行っているオンラインカジノなどは、危険です。

まとめ

オンラインカジノをやめるかやめないかは自分次第です。現実問題としてオンラインカジノは犯罪であると警察も謳っている以上危険をおかしてまで遊ぶことはリスクが高いです。どうしてもオンラインカジノのゲームが遊びたい場合には、オンラインカジノ無料版が存在している業者もありますので、そのような業者を利用してみるのも良いでしょう。ただし無料版ではいくら勝ったところで一銭もお金を得ることができないため、ギャンブルにてお金を稼ぎたいのであれば合法的なギャンブルを利用するようにしましょう。

オンラインカジノではないですがFXやバイナリーオプションであれば投資の要素が強いので、お金を稼ぎたいという思いが強い方であればそれらを行ってみることもおすすめです。FXやバイナリーオプションも海外のサービスは「怪しい」「詐欺」と言われることも多いのですが、健全に日本で展開しているところもありますので、業者選びを間違いなければ大きな失敗をすることはないでしょう。