海外FXでどれだけ稼げたとしてもトレーダーが最も気になるのは「利益を本当に安全に出金することができるのか」ということです。FXというキーワードに対しネット上ではよく「出金拒否」という言葉が飛び交いますが、高額な利益を獲得できていたのに、出金拒否をされたら、なんのためにこれまでFXトレードをしてきたのかわかりません。
その点を考慮すると、海外FXブローカーを選ぶ際には、出金拒否のリスクが低いブローカーを選ぶ必要があります。どんなにボーナスが豪華でもスプレッドが狭くても、出金できなければ意味がないという点を肝に銘じておく必要があります。
ここでは、海外FXで出金拒否のリスクが低い高額出金できるブローカーを紹介します。もちろん、ここで紹介するブローカーが全く出金拒否のないブローカーであるという証拠はありませんし、必ず出金拒否のリスクは存在します。ただし、ネットの口コミや評判を見た際に出金拒否の噂が少ないブローカーはやはり比較的安心と言えるので、「口コミや評判による噂」や「運用体制」などを考慮して信頼度の高いブローカーを選んでみました。
海外FXで高額出金できる業者
XM Trading
XM Tradingは日本人人気も高く安定した運用実績を誇る海外FXブローカーです。なんと億単位の出金実績もあるようです。このブローカーは出金拒否の口コミ等も少なく、出金が即日行われるとして信頼性は高いです。ただし、1,000万を超えるような出金依頼の場合には、1,000万円以下に小分けにして送金されるという方もいるようでした。当然、出金が正常に行われるためには、違反のない取引を行っていることが必要です。なんとなく「口座を作ってトレードしていたら利益が出た、だから出金しよう」ではなく、しっかりと利用規約を事前に確認して、どのようなことをしたら運営側から警告を受けたり出金拒否となるのかを確認しておきましょう。
AXIORY
AXIORYも出金拒否の噂があまりない海外FXブローカーのひとつ。2007年から運用開始と豊富な運用実績を誇り、いろいろな情報サイトを見てもAXIORYで出金拒否されたという話はほとんど聞きません。高額出金でも問題なく引き出せているようなので、こちらも利用規約を逸脱したトレードを行わない限り出金拒否にはならないでしょう。まれに出金拒否のコメントを見ると、出金申請方法が間違っている可能性や両建て禁止にもかかわらずしてしまったなどの規定違反行為のこともあるようです。
exness
exnessも安心度の高い海外FXブローカーとして知られているひとつです。2008年に創業したexnessですが、日本に再進出したのが2020年。公式サイトに日本語対応がなされ、無制限レバレッジを提供するブローカーとして知名度を上げました。そんなexnessもかなり大きなお金を動かすチャンスがあることから、出金は出来るのか気になる人もいると思いますが、exness自体はかなり世界的にも信頼度の高いことが知られています。ただし、現在exnessは日本からの口座開設ができない状態なので再開を待つばかりです。
海外FXで出金拒否なく高額出金できる業者の特徴
海外FXにおいて出金拒否なく高額出金できるブローカーにおいては、以下のような内容に合致している必要があります。
日本語サポート力
まず日本語サポートがしっかりしていないといけません。出金拒否のような何かトラブルがあった際に、日本語で応対できる相手がいなければ泣き寝入りするだけになってしまいます。よく、「日本語公式サイトがあるから日本語サポートも安心」と考えている方もいるようですが、日本語公式サイトの半分程度は怪しい日本語で書かれているのをご存知でしょうか?つまり、日本語サポートができるといっても日本人スタッフがいるとは限らないのです。日本人スタッフがいるかどうかは、実際に問い合わせをしてみて確認したり、ネットの口コミを見て、誰か実際の対応状況を推測するしかありません。
出金スピード力
また出金スピードの早さについても出金拒否がないかどうかの足掛かりになります。通常出金スピードについて、公式サイトなどに記載している範囲で選んだ決済手段によって即日~数週間と幅があるのが特徴です。最近はオンラインウォレットや仮想通貨などの決済手段が使われるにあたり、反映時間が即時となることも増えています。にもかかわらず、出金がいつまでたっても行われない、毎度遅れて入金される、というブローカーは利用を控えた方が良いかしれません。
金融ライセンスの有無
最近は多くの海外FXブローカーが金融ライセンスを取得して運営を行っていますが、金融ライセンスを保有していない海外FXブローカーは基本的に金融業を営むことができないのですから、そんなブローカーが自身の高額の証拠金を抱えていることすら怖さを感じます。いつ持ち逃げされても何も言えません。
ですから、金融ライセンスの有無は各ブローカー選定の際には必ず確認するようにしまさしょう。なお、
日本人トレーダーが、金融ライセンスとしてよく目にするのは以下のようなライセンスが挙げられます。金融ライセンスにはさまざまな種類があります。どこの国のライセンスで営業をしているかは非常に重要で、取得していること自体が非常に信頼度の高いライセンスもあれば、誰でも申請するだけで取得できるようなライセンスも中には存在します。
たとえば、有名な金融ライセンスには以下のようなものがありますが、海外FXブローカーの中には、日本向けにサービスを行うために、取得が簡単でかつあまり厳しくなライセンスを使って日本人トレーダーを囲い込もうと考えているブローカーもあります。
・オーストラリア証券投資委員会(ASIC)
・ニュージーランド金融市場庁(FMA)
・キプロス証券取引委員会(CySEC)
・バヌアツ金融サービス委員会(VFSC)
・ベリーズ国際金融サービス委員会(IFSC)
・セーシェル金融サービス庁(FSA)
・イギリス領バージン諸島金融サービス委員会(BVIFSC)
・セントビンセント・グレナディーン金融庁(SVGIBC)
・モーリシャス金融サービス委員会(FSC)
英国金融行動監視機構や、キプロス証券取引委員会などは取得が難しいと言われている金融ライセンスですが、日本向けに展開されることはなく、日本向けサービスでよく見かける金融ライセンスとしては、セントビンセント・グレナディーン金融庁ライセンスや、モーリシャス金融サービス委員会ライセンス、セーシェル金融サービス庁ライセンスなどがあります。
分別管理・信託保全のどちらを採用しているか?
海外FXブローカーの多くは分別管理または信託保全による資金の管理を行っています。分別管理よりも信託保全の方が信頼度は高いとは言われているものの、海外FXブローカーは多くの場合分別管理を採用しています。しかし、信託保全のブローカーも中にはいます。信託保全は、顧客資産をFXブローカー自体が管理するのではなく、銀行などの第三者機関が管理。よって、万が一倒産した場合でも顧客資産は運営資金と別になっているので全額返金の対象となり安心度は高いです。
一方の分別管理の場合、顧客資産管理はFXブローカー自身が行います。運営資金と別で資産管理していたとしても、第三者が絡まず同じ会社が資金管理している状態なので、倒産した場合に全額返金される保証はありません。
まとめ
以上、海外FXで出金拒否のリスクが低い高額出金できるブローカーを紹介しつつ、出金拒否にならないための方法についてまとめてみました。
高額の利益出金の際に出金拒否にならないためには、細かな利益の引き出しは一番のリスク回避手段です。ちょこちょこと出金していれば目を付けられることもなく引き出しもスムーズになるでしょう。しかし、いきなり高額出金ともなれば運営側も合法的に得た利益なのか、不正はないかといった調査を行っても決して不思議なことではありません。
今回紹介した3つのブローカーは比較的安心ではありますが、それでも100%安全ということはありません。自分の資金は自分で守らなければならないことを考え、出金拒否にならないための対策や、万が一なってしまった場合のリスクヘッジもしっかりと行っておきましょう。